「定義を飛ばす講義は、数学ではない」― 京大生の悩みと、日米の大学教育
「外積は知っている前提で進む」——京大生がQuoraに寄せた悩みに、日本の数学科を中退してアメリカへ渡った立場から答えます。日米で講義の質を分けているのは教員の資質ではなく、評価システムの設計です。
「外積は知っている前提で進む」——京大生がQuoraに寄せた悩みに、日本の数学科を中退してアメリカへ渡った立場から答えます。日米で講義の質を分けているのは教員の資質ではなく、評価システムの設計です。
「AIは意味を分かっていない」と「実際に考えている」の論争が終わらないのは、争点が事実ではなく定義だからです。数学の側から、決着する部分としない部分を切り分けます。
ニューヨーク市が公立校の約60万人を対象に、2歳児クラスから8年生までの生成AI利用を1年間原則禁止すると発表しました。「時代に逆行」ではありません。MITやMicrosoftの研究が示す「AIは記憶と判断力を削る」という、まだ知られていない話を交えて、この決断を支持する理由を書きます。
「女性は決して高望みしていません。普通の男性でいいんです」——婚活で挙がる12条件を、年収は対数正規分布、身長は正規分布から確率にして掛け合わせてみた。答えは1/48,000、日本の人口1億2000万人の中に約100人。記事の冒頭に、自分の条件でそのまま計算できるプロンプトを置いてあります。
「構造化力を身につける方法」という投稿が三十六万回読まれていた。書かれていることは正しい。ただしそれは、大学が四年かけて訓練していることでもある。付け焼き刃の構造化はどこでばれるのか、そして「四年」の正体は何か。
ジョナサン・ハイト『不安の世代』は、2010年前後から10代のメンタルヘルスが一斉に悪化した理由を、遊びを基盤とした子ども時代からスマホを基盤とした子ども時代への組み替えに求めました。4つの害と4つの提言を日本の統計と重ねて整理し、「因果が証明されていない」という批判にどう向き合うべきかまで書きます。
POSII COLUMN 抽象化の抽象化 ——一歩引くことが、なぜ発見になるのか… 続きを読む »抽象化の抽象化 ——一歩引くことが、なぜ発見になるのか