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妻が何時間泣いても終わらなかった動画整理を、Claude Codeは数分で片付けた

POSII COLUMN

妻が何時間泣いても終わらなかった動画整理を
Claude Codeは数分で片付けた

——しかも、AIの方が確実だった。329ファイルの旅行動画を実例に

旅行から帰ってきた妻が、GoProの動画を「似たものごとに」整理しようとして、何時間もかけて心が折れた。同じ作業をClaude Codeに頼んだら、数分で終わった。しかも、人間より正確だった。

デスクトップには、gigafile経由でダウンロードしたZIPファイルが10個、行き場を失ったまま溜まっていた。合計で約134GB。ファイル名は「gigafile-0605-b55d163eabd2a342e4c26e04837de20d.zip」のような文字列で、開けてみるまで中身は何も分からない。

展開しようにも、Cドライブの空き容量は約100GBしかない。全部いっぺんに展開すれば途中で止まる計算だった。ここでClaude Codeが提案したのは「1つ展開する→空いたZIPを本人が削除する→次を展開する」という手順。ファイルの完全削除は安全のためAI自身の判断ではできない仕様になっていて、危なっかしい操作は人に任せ、できる範囲を黙々とこなす。この線引きも実際にやってみると好印象だった。

開けてみたら、日本とアメリカをまたぐ3週間分の旅行動画だった。

中から出てきたのは、2月6日〜13日の日本(東京ディズニーシー、空港、Zipairの搭乗ゲート)と、2月15日〜23日のアメリカ(カリフォルニアのニューポートビーチ、UCリバーサイド訪問、ラスベガスのフリーモント・ストリートとストリップ、グランドキャニオンのホースシューベンド、帰路)。GoPro動画104本、低解像度のプレビュー動画207本、写真十数枚——合計329ファイル。ファイル名は「VID_20250215_130148_008.mp4」のような日付と連番だけで、開くまでどれが海でどれが空港なのか区別がつかない。

妻が何時間もかけてやろうとしていたのは、まさにこの「開いてみないと分からない」動画を1本ずつ再生して、似た内容ごとにフォルダへ振り分ける作業だった。

Claude Codeがやったのは、329本すべてを再生することではない。ffmpegで各動画から代表的な1コマ(サムネイル)を自動で抜き出し、それを画像として実際に確認した。ビーチの波、ディズニーシーのアメリカンウォーターフロント、空港の搭乗ゲート、ラスベガスのカジノ街、グランドキャニオンの絶景——1枚見るごとに「これは旅のどの場面か」が分かっていく。日付と内容を組み合わせて、11個のフォルダ名を提案してきた。

  • 2025-02-09_東京ディズニーシー:渡米前、日本での1日。
  • 2025-02-13_渡米(Zipair搭乗):深夜のゲートから出国。
  • 2025-02-15_ニューポートビーチ:波と帆船、海辺の街並み。
  • 2025-02-17_ラスベガス(フリーモント):ダウンタウンのネオン街。
  • 2025-02-19_グランドキャニオン(ホースシューベンド):早朝ツアーバスから絶景へ。
  • 2025-02-20_帰路:砂漠のハイウェイからモーテルへ。

提案された分類に「GO」の一言を返すと、329ファイルを一括で移動した。空き容量を圧迫しないよう、コピーではなく切り取りで。

そして何より、AIの方が確実だった。329ファイルの分類を通して、判断の基準がブレなかった。人間なら、疲れてくると「これはもうこっちでいいや」と雑になったり、似た場面を見間違えたりする。Claude Codeは1本目も329本目も、同じ基準で見続けた。

ついでに、GoProの低解像度プレビューファイル(.lrv)207本も、Windowsがサムネイル表示できない形式だったのを.mp4へ一括リネーム。エクスプローラーを開けば、ちゃんと「動画が並んでいる」状態になった。

今回は家族旅行の動画だったが、考え方はそのまま企業の資料整理にも応用できる。中身の分からないファイル名で溜まった議事録、報告書、過去の提案資料——「中身を見て、意味のある単位にまとめる」作業は、量が増えるほど人手には辛くなる。POSIIでは、こうしたAIエージェントを使った業務効率化・AI活用の相談を受け付けている。

妻はもう、あの動画たちを前に泣かなくていい。

最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。

大河原潤

大河原 潤

AI開発専門家

ブーム以前からAI研究に携わる、本物の専門家。「AIに使われる」のではなく、「AIを使いこなす」確かな技術力を提供します。

【アカデミックな裏付け】

  • カリフォルニア大学リバーサイド校 博士前期課程修了(研究分野:測度論、経路積分)
  • アメリカ数学会のジャーナルに論文発表

【社会的に認められた専門性】

  • AI関連書籍:『誤解だらけの人工知能』(2018年)、『AI×Web3の未来』(2023年)
  • プログラミング専門書:実務的な技術書を2冊出版(確かな実装力の証明)
  • 100社以上のAI導入コンサルティング実績、特許売却経験あり