Claude Codeのリモートコントロールが
つながらない・切れる時に確かめること
スマホからClaude Codeに仕事を頼めるリモートコントロールは、外出先から作業を進められる便利な機能です。ただ使っていると、「セッションに接続できない」「一覧に出てこない」「さっきまで使えていたのに切れた」がときどき起きます。
私はWindowsのPCでClaudeのデスクトップアプリを毎日動かし、外ではスマホから指示を出しています。この記事では、その中で実際にぶつかった原因を、確かめる順番に並べました。どれも、アプリの記録(ログ)で原因を確かめたものです。
まず前提:作業しているのは「PCの中のClaude」
リモートコントロールは、スマホの中でClaudeが動いているわけではありません。PCで動いているセッションを、スマホから操作しているだけです。ですから、PC側が動いていなければ、スマホからは何もできません。
これを頭に置いておくと、原因の見当がつきやすくなります。
1. PCがスリープしている・電源が切れている
いちばん多い原因です。ノートPCのフタを閉じた、電源を切った、スリープに入った。このどれかなら、スマホからはつながりません。
私は、Windowsの電源設定でスリープと休止をどちらも「なし」にしています。それでもフタを閉じれば止まるので、外出前はフタを開けたまま、電源につないでおきます。
2. スリープから戻った直後の数分
PCをスリープから戻した直後は、スマホから「接続できない」と出ることがあります。アプリの記録を見ると、このときはWi-Fiがつながり直す前で、ネットワークの名前が引けない状態になっていました(ログに ERR_NAME_NOT_RESOLVED と出ます)。
私の環境では、約3分で自動的に戻りました。設定を触る必要はありません。復帰直後につながらなくても、数分待ってから開き直してください。
3. 新しいセッションが、スマホの一覧に出てこない
PCで新しいセッションを作ったのに、スマホの一覧に出てこない。これは故障ではありません。
リモートコントロールは、一度でもやり取りが始まったセッションにしかつながりません。空のセッションのままだと、記録には no active query と出て、つながらずに終わります。
直し方:PC側で、そのセッションに最初のメッセージを1通送る。それだけで自動的につながり、スマホの一覧に出てきます。アプリを再起動したあとも同じで、各セッションは1通やり取りするまでスマホに出ません。
4. 一覧の古い項目を開くと「オフライン」と出る
スマホの一覧にある古い項目を開くと、「オフラインです」と出ることがあります。これも正常な動きです。
スマホの一覧の1つ1つは、その時点のPC側への入口です。アプリを再起動したり、ネットが一度切れたりすると、同じ会話でも新しい入口で一覧に出直します。古い入口は、もう復活しません。
- まず試すこと:一覧のいちばん上(新しいほう)を開く。
- 古い会話の続きをしたいとき:PC側でその会話に1通送れば、新しい入口でスマホに出てきます。会話の履歴はそのまま残っています。
5. そもそも自動でオンになっていない
セッションを作るたびに手でオンにしなくても、自動でリモートコントロールをオンにする設定があります。私の環境(Windowsのデスクトップアプリ)で確かめた範囲では、次の順で優先されていました。
| 順位 | 設定する場所 |
|---|---|
| 1(いちばん強い) | デスクトップアプリの設定画面にある、リモートコントロールのスイッチ |
| 2 | ホームフォルダの .claude/settings.json の remoteControlAtStartup |
| 3 | 組織の管理者が決めた既定値 |
アプリのスイッチがいちばん強いので、まずそこを見てください。なお、remoteControlAtStartup は、プロジェクトごとの設定ファイルに書いても効きませんでした。ホームフォルダの設定に書く必要があります。
原因が分からないときは、記録を見る
Windowsのデスクトップアプリなら、記録は %APPDATA%\Claude\logs\ の main で始まるファイルにあります。次の言葉で探すと、原因の見当がつきます。
| 探す言葉 | 分かること |
|---|---|
rcAutoEnable] verdict |
自動でオンにする設定が効いているか(enable=true なら効いている) |
no active query |
やり取りの始まっていないセッションに、つなごうとして断られた |
ERR_NAME_NOT_RESOLVED |
ネットワークがつながっていない(スリープ復帰直後に多い) |
スマホから、止まっているセッションを起こす
私は、スマホから開く「窓口」用のセッションを1つ決めて、いちばん上に固定しています。そこで「どんなセッションがある?」と聞き、「○○を起こして」と頼むと、窓口のClaudeが目的のセッションにメッセージを送って起こしてくれます。起きたセッションは、スマホの一覧の上に出てきます。
セッションの名前を覚えていなくても、会話の中身で探してもらえるので、外出先ではこの使い方がいちばん楽です。
PCが使えない日は、クラウドの実行を使う
PCの電源を切る日や、PCから離れる日は、リモートコントロールでは作業できません。その場合は、ブラウザから使えるクラウド版のClaude Codeが選択肢になります。ただし、私の使い方では対象がGitHubにあるリポジトリに限られるので、PCの中のファイルを触る作業はできません。
つながらないときは、「PCは起きているか → 復帰直後ではないか → 最初の1通を送ったか → 一覧の新しいほうを開いたか」の順で確かめてください。社内でClaude Codeを使える環境づくりのご相談も受けています。→ お問い合わせ