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Claude Codeのリモートコントロールがつながらない・切れる時に確かめること

公開日
POSII COLUMN

Claude Codeのリモートコントロールが
つながらない・切れる時に確かめること

——Windowsのデスクトップアプリで、実際に起きた原因と直し方

スマホからClaude Codeに仕事を頼めるリモートコントロールは、外出先から作業を進められる便利な機能です。ただ使っていると、「セッションに接続できない」「一覧に出てこない」「さっきまで使えていたのに切れた」がときどき起きます。

私はWindowsのPCでClaudeのデスクトップアプリを毎日動かし、外ではスマホから指示を出しています。この記事では、その中で実際にぶつかった原因を、確かめる順番に並べました。どれも、アプリの記録(ログ)で原因を確かめたものです。

◇

まず前提:作業しているのは「PCの中のClaude」

リモートコントロールは、スマホの中でClaudeが動いているわけではありません。PCで動いているセッションを、スマホから操作しているだけです。ですから、PC側が動いていなければ、スマホからは何もできません。

これを頭に置いておくと、原因の見当がつきやすくなります。

1. PCがスリープしている・電源が切れている

いちばん多い原因です。ノートPCのフタを閉じた、電源を切った、スリープに入った。このどれかなら、スマホからはつながりません。

私は、Windowsの電源設定でスリープと休止をどちらも「なし」にしています。それでもフタを閉じれば止まるので、外出前はフタを開けたまま、電源につないでおきます。

2. スリープから戻った直後の数分

PCをスリープから戻した直後は、スマホから「接続できない」と出ることがあります。アプリの記録を見ると、このときはWi-Fiがつながり直す前で、ネットワークの名前が引けない状態になっていました(ログに ERR_NAME_NOT_RESOLVED と出ます)。

私の環境では、約3分で自動的に戻りました。設定を触る必要はありません。復帰直後につながらなくても、数分待ってから開き直してください。

3. 新しいセッションが、スマホの一覧に出てこない

PCで新しいセッションを作ったのに、スマホの一覧に出てこない。これは故障ではありません。

リモートコントロールは、一度でもやり取りが始まったセッションにしかつながりません。空のセッションのままだと、記録には no active query と出て、つながらずに終わります。

直し方:PC側で、そのセッションに最初のメッセージを1通送る。それだけで自動的につながり、スマホの一覧に出てきます。アプリを再起動したあとも同じで、各セッションは1通やり取りするまでスマホに出ません。

4. 一覧の古い項目を開くと「オフライン」と出る

スマホの一覧にある古い項目を開くと、「オフラインです」と出ることがあります。これも正常な動きです。

スマホの一覧の1つ1つは、その時点のPC側への入口です。アプリを再起動したり、ネットが一度切れたりすると、同じ会話でも新しい入口で一覧に出直します。古い入口は、もう復活しません。

  • まず試すこと:一覧のいちばん上(新しいほう)を開く。
  • 古い会話の続きをしたいとき:PC側でその会話に1通送れば、新しい入口でスマホに出てきます。会話の履歴はそのまま残っています。

5. そもそも自動でオンになっていない

セッションを作るたびに手でオンにしなくても、自動でリモートコントロールをオンにする設定があります。私の環境(Windowsのデスクトップアプリ)で確かめた範囲では、次の順で優先されていました。

順位 設定する場所
1(いちばん強い) デスクトップアプリの設定画面にある、リモートコントロールのスイッチ
2 ホームフォルダの .claude/settings.json の remoteControlAtStartup
3 組織の管理者が決めた既定値

アプリのスイッチがいちばん強いので、まずそこを見てください。なお、remoteControlAtStartup は、プロジェクトごとの設定ファイルに書いても効きませんでした。ホームフォルダの設定に書く必要があります。

◇

原因が分からないときは、記録を見る

Windowsのデスクトップアプリなら、記録は %APPDATA%\Claude\logs\ の main で始まるファイルにあります。次の言葉で探すと、原因の見当がつきます。

探す言葉 分かること
rcAutoEnable] verdict 自動でオンにする設定が効いているか(enable=true なら効いている)
no active query やり取りの始まっていないセッションに、つなごうとして断られた
ERR_NAME_NOT_RESOLVED ネットワークがつながっていない(スリープ復帰直後に多い)

スマホから、止まっているセッションを起こす

私は、スマホから開く「窓口」用のセッションを1つ決めて、いちばん上に固定しています。そこで「どんなセッションがある?」と聞き、「○○を起こして」と頼むと、窓口のClaudeが目的のセッションにメッセージを送って起こしてくれます。起きたセッションは、スマホの一覧の上に出てきます。

セッションの名前を覚えていなくても、会話の中身で探してもらえるので、外出先ではこの使い方がいちばん楽です。

PCが使えない日は、クラウドの実行を使う

PCの電源を切る日や、PCから離れる日は、リモートコントロールでは作業できません。その場合は、ブラウザから使えるクラウド版のClaude Codeが選択肢になります。ただし、私の使い方では対象がGitHubにあるリポジトリに限られるので、PCの中のファイルを触る作業はできません。

つながらないときは、「PCは起きているか → 復帰直後ではないか → 最初の1通を送ったか → 一覧の新しいほうを開いたか」の順で確かめてください。社内でClaude Codeを使える環境づくりのご相談も受けています。→ お問い合わせ

最後までお読みいただき、心より感謝申し上げます。

大河原潤

大河原 潤

AI開発専門家

ブーム以前からAI研究に携わる、本物の専門家。「AIに使われる」のではなく、「AIを使いこなす」確かな技術力を提供します。

【アカデミックな裏付け】

  • カリフォルニア大学リバーサイド校 博士前期課程修了(研究分野:測度論、経路積分)
  • アメリカ数学会のジャーナルに論文発表

【社会的に認められた専門性】

  • AI関連書籍:『誤解だらけの人工知能』(2018年)、『AI×Web3の未来』(2023年)
  • プログラミング専門書:実務的な技術書を2冊出版(確かな実装力の証明)
  • 100社以上のAI導入コンサルティング実績、特許売却経験あり