あまり使わないが知っておくと便利
git add -u
は、Git で変更されたファイルをインデックスに追加するコマンドです。このオプションを使うことで、削除や変更されたファイルのみをステージングし、新規作成されたファイルは無視されます。
git add -u
の基本的な使い方
1. 変更または削除されたファイルをステージングする
git add -u
このコマンドを実行すると、追跡されているファイルの変更や削除がステージングされます。
2. 特定のディレクトリで使用する
git add -u <directory>
例えば、src/
ディレクトリ内の変更・削除ファイルのみをステージングする場合:
git add -u src/
3. git add -A
との違い
コマンド | ステージングする内容 |
---|---|
git add -u | 変更・削除された追跡済みファイルのみ |
git add -A | 変更・削除に加えて、新規作成されたファイルも含める |
git add -u
の活用例
例1: 変更と削除をステージング
# ファイルの状態を確認
git status
# 変更と削除のみをステージング
git add -u
# ステージングされたファイルを確認
git status
この方法では、新規ファイルはステージングされず、変更や削除のみが対象となります。
例2: git commit
との組み合わせ
git add -u
git commit -m "変更と削除を反映"
これにより、新しいファイルを除外した状態で変更内容をコミットできます。
まとめ
git add -u
は、変更や削除されたファイルをステージングする。git add -A
とは異なり、新規作成されたファイルは対象外。- 特定のディレクトリを指定して部分的に適用することも可能。
このコマンドを適切に使い分けることで、より効率的なバージョン管理が可能になります。